鑑賞記

洗濯した時に使うのは乾燥機

ノーカントリー

6/29鑑賞

ノーカントリー」を見た。この映画の存在を知ったのは、本作の公開前後に行われたアカデミー賞。出演者のひとりが助演男優賞を受賞しているんだけど、そのとき流れたトレーラーで、受賞したハビエル・バルデムが演じた役の髪型が妙に印象に残ってて、見たいとは思っていたものの、なかなか機会がなく。ようやく鑑賞できた。

ハビエル・バルデムは冷酷な殺人鬼役。なるほど、助演男優賞をもらってるだけあって上手い。不気味さと冷酷さが備わってこわい。あの髪型もそれを手伝ってるし、シーン内でBGMがほとんど流れないのも良い。

ストーリーはそこそこ理解したつもりだったんだけど、鑑賞後にネットで本作の感想をググっていたら、色んな人が解釈をしていて、ああこういうのが読めるのも映画鑑賞の楽しみのひとつなんだな、と改めて思った。鑑賞時に自分では気づかなかったシーンや視点がそういうところから得られるのもまた面白い。

なお、本作の原題は「No Country for Old Men」。意訳すると「ここは老いたる者たちの国ではない」。ハビエル・バルデムばかり注目が行きがちなんだけど、この映画の主役は彼ではなく、彼を捕まえようとするトミー・リー・ジョーンズ演じるベル保安官。あまり書くとネタバレになりそうでアレなんだが、年齢的にもそろそろ退官を考える時期でもあり、それもかけてこの原題になってるんだろうと思う。なのに邦題を考える上で「for Old Men」を省いてしまうのは良くないのでは。「ノーカンチリー」だけじゃ「国がない?どういうこと?」ってなっちゃう。放題考える人は、もうちょっと考慮してほしかったな…

いやまあでも、ハビエル・バルデムのあの役だけでごちそうさまでした、って感じだわ。あの演技見るだけでも本作見る価値があると思う。